当施設は咀嚼・嚥下状態に配慮し、酵素剤等を使用して調理した4種の食形態(普通・一口大・ソフト・ゼリー)で食事提供を行っています。
高齢者の方々がムセなく摂取出来るよう酵素剤を取り入れ、食材の繊維質を分解し硬さに配慮した物性となっています。
特に咀嚼・嚥下困難者を対象としたやわらかソフト食やゼリー食は以下のような形状で調理を行っています。
1)-1 やわらかソフト食とは
高齢者や摂食・嚥下障害者に対し、残存機能を維持しながら美味しく安全に摂取できるよう開発された食形態です。
(やわらかソフト食の定義)
・下で押し潰せる硬さであること
・すでに食塊形成がされていること
・口腔内で滑りがよくて移送しやすい状態であること
1)-2 ケアパーク茅ヶ崎のやわらかソフト食の特徴
今までのきざみに変わる食事形態で、見た目は出来るだけ「常食」に近づけ口腔内でまとまり飲み込み易い状態に調理した食事です。
(具体例)
・肉類はミキシングしたものに繋ぎとして豆腐や卵を混ぜ、型に入れて加熱する
・魚類はミキシングしたものに繋ぎとしてはんぺんや豆腐を混ぜ、型に入れて加熱する
・野菜類は食材を厳選し、酵素剤に浸ける
上記のような工夫を凝らしながら提供しています。
≪一例料理紹介≫
<常食メニュー> 御飯鮭ポテト焼き→付合わせ エネルギー479kcal |
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<やわらかソフト食メニュー> エネルギー495kcal ★メニュー名は変わりませんが、調理過程が常食と変わる為栄養量が異なります。 |
2)-1 ゼリー食とは
高齢者や重度の摂食・嚥下困難者に対し、安全に美味しく摂取できるよう開発された食形態です。
(ゼリー食の定義)
・舌で潰さなくても安全に嚥下することが出来る
・すでに食塊形成がされていること
・口腔内で滑りが良くて移送しやすい状態であること
・見た目に形があること
2)-2 ケアパーク茅ヶ崎のゼリー食の特徴
今までミキサーに代わる食事形態で、見た目は出来るだけ「常食」に近づけ、飲み込みに配慮した状態に調理した食事です。
(具体例)
・肉、魚類は上記やわらかソフト食を更に調味液を加えペースト状にし、介護食固形化補助食品を加えゲル化させる
・野菜類は下調理後ペースト状にし、介護食固形化補助食品を加えゲル化させ、仕上げに 調味液のあんをかける
上記のような工夫をこらしながら提供しています。
≪一例料理紹介≫
<ゼリー食メニュー> 御飯 エネルギー495kcal ★メニュー名は変わりませんが、調理過程が常食と変わる為栄養量が異なります。 |
◎これからもより良い介護食の提供が出来るよう検討を重ねつつ、皆様に喜ばれる食事作りを目指していきます。
医療法人社団 村田会 介護老人保健施設ケアパーク茅ヶ崎